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 子供の権利条約ハンドブック  
   
  平成14年にNGOでインドネシア入りし、ストリート・チルドレンの施設を巡回。ジャカルタにおいてチャリティー・コンサートを開き、その資金を元にユニセフの協力を得て「子どもの権利条約」インドネシア語版出版に協力しました。

この本はジャカルタ・ジャパン・ネットワーク(J2ネット)の有志と非政府組織(NGO)のピース・ウィンズ・ジャパン(PWJ)が結成した「HAK HAK ANAKプロジェクト」が、現地アウリア財団と共同で制作。

内容は子供や親に、子供の健全な育成、暴力や搾取からの保護など、子供の権利について、子供たち自身による挿絵を入れて、多くの人にわかりやすく解説したものです。

 インドネシア チャリティコンサート 
 
2002年6月3日(月)、インドネシアのジャカルタから帰国しました。Hak-Hak Anak(子どもの権利を守る会) プロジェクトチームのチャリティー・コンサートを目的としたコンサート・ツアーでした。同行してくれ たのはリュート奏者の永田平八氏です。  

とても充実した日々で、身体の外も内側も熱気に満ちた毎日でした。学校の先生方やインストラクター への指導、ジャカルタ日本人学校(JJS)でのコンサート、KDM(ストリート・チルドレンの為の施設)の 慰問コンサート、ジャカルタの小学校でのコンサート、子どもの権利を守る会(Hak-Hak Anakプロジェク トチーム)のチャリティーコンサート、YAMAHAインドネシアのコンサートへのゲスト出演等、刺激の多い 日々でした。

2002年5月30日ストレートチルドレン保護更正施設(上の写真共)

J2ネットの有志が集まって結成した ”Hak-Hak Anak”プロジェクトチームは、アウリアの子どもの権利 普及活動のための資金調達や情報提供を行う事を目的としたチームです。ジャカルタ駐在婦人の方々と Peace Winds Japanが中心となり、今回は、日本大使館、国際交流基金(The JapanFoundation)、国際 協力事業団(JICA)、YAMAHAインドネシア音楽財団が協力してくださいました。また、YAMAHAインド ネシア音楽財団からはKDMの子どもたちや小学校に多くのリコーダーを寄付していただきました。

車を降りて歩き始めたと同時に、人の温もりをを確かめるようにはだしで駆け寄ってきたKDMの子どもたち。 無数の大きな澄んだ瞳がぼくの笛の音に心を開き、その瞳が輝きだした時、次々にこみ上げてくるものを押さ えながら必死に笛を吹いていました。
皆平等にこの世に生まれ平等に死んでいくのに・・・「人」とは、「生」とは何かを考えさせられました。  

身体から生まれてくる音に耳をすまし、音を発している事は生命行為だと感じ、言葉になる以前の心の響き を笛の音に託しながら、「音楽」は単に音を楽しむものではなく、「生きることは何かを教えてくれるものの 一つ」だと改めて強く感じた日々でした。

やはり「音は人になり、人は音になる」のだと思います。また、そんな音のように生きていけたらと思います。 ”Hak-Hak Anak”プロジェクトチームの元に多くの皆さんの集まり、その皆様の協力があってこそ実現した プロジェクトでした。皆様に深く深く感謝しています。ありがとうございました。
来年も、また、第二期のプロジェクトができたらと思います。J2ネットのパンフレットの中にある言葉のように”出来ることを 出来る範囲で・・・” よろしくお願い申しあげます。

吉澤 実  (2002年6月記)

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[インドネシア新聞]
完成したばかりのハンドブックを 手にする
「HAK HAK ANAK」のメンバーたち

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