きっかけ
素晴しい師との出会い
閉ざされた音大への道
リコーダー奏者として
Part 1〜お笑い編
Part 2〜怒り編
Part 3〜苦笑い編
リコーダーのこと
リコーダーの簡単なご紹介
リコーダーと「たてぶえ」



リコーダーは主にルネッサンス時代からバロック時代にかけてヨーロッパで活躍した楽器で、当時はヴァイオリンやオーボエなどと並んで花形楽器の1つでした。ところがバロック時代の終焉とともにリコーダーは歴史から忽然と姿を消してしまいます。そして長い空白期間を経て、今世紀に入ってから再び甦ったという不思議な経緯を持つ楽器です。 

歴史の表舞台から姿を消した要因はいろいろと考えられますが、現代に甦ったのはやはりそれなりの理由があるからでしょう。木でできた楽器の持つ素朴なぬくもり、決して華美ではないけれども繊細で優しいその響き・・・リコーダーばかりでなく、バロック音楽をはじめとする古い音楽が見直されつつあるのも、そこに、ストレスの多い現代に生きる私たちが求めている心の安らぎが感じられるからなのだと思えてなりません。

EdwaertCollier, Dutch, 1640-1706

ここではリコーダーについて私の想い入れも交えつつ、何回かに分けて語っていきたいと思います。
 
  リコーダーの簡単なご紹介