|
|
”リコーダーと2つのヴァイオリンによるコンチェルトの夕べ”へのいざない |
年に一度、思う存分に自分のやりたいことをやって参りましたリサイタルシリーズも、お蔭様ではや 六回目を迎えることとなりました。
これまでバロック時代の定番と言えるリコーダー・ガンバ・チェンバロによるアンサンブル、そして 昨年はリコーダー一本によるシンプルな音色をお聴きいただいて参りましたが、今回は新たな形の
アンサンブルをお楽しみいただこうと、お二人のヴァイオリニストをお迎えいたしました。 |
艶やかな二つのヴァイオリンの音色、そしてどっしりと支えてくれるガンバとチェンバロによる通奏低音、 それらにリコーダーがいかに調和してゆくのか・・・私自身にとりましても非常に新鮮な経験になることと、
今から心が弾んでおります。 また今回のような編成のための音楽は思いのほか多く残されておりますが、現在演奏される機会は滅多に
ないことで、ある意味挑戦的な気持ちもございます。 お忙しいこととは存じますが、是非お聴きいただけることを願いつつ、ご案内申し上げます。
+クリックで拡大します。 デザイン : 篠原理華 |
|
「リコーダーと2つのヴァイオリンによるコンチェルトの夕べ」にご来場下さいまして
ありがとうございました。
第6回目のリサイタルは全く初めての編成での演奏会を企画いたしましたが、 実にやった甲斐がございました。 あの日は「私が音楽を演奏している」というよりも「音楽に埋没している」というのが最もふさわしく、
演奏している私自身が至福の時を過ごしました。
素晴らしい共演者に触発されたのはもちろんのこと、 日本福音ルーテル教会という場、聴いて下さる皆様が演奏者に向けて発したエネルギー、といった諸々のものが全て解け合ってあのような状況を創りだしたのでしょう。
皆様が激励して下さるお気持ちは演奏中にこちらにも不思議と伝わって来るもので、そこで初めて本当 の意味でのコンサートという場が創られるのだと感じております。
だから、いつもコンサートをお聴き下さる皆様には心から感謝申し上げております。
今年もよりよい音楽とは何なのか、日々の生活を大切にしながら模索して参りたいと存じます。
末永く応援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
|
|
|
|