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3月に韓国にてコンサートを行って参りました。
私にとっては初の海外公演ということでお話を頂戴した時からずーっと楽しみにしていたのですが、いやあ、実に楽しく素晴らしい経験となりました。
メンバーはアメリカ在住のヴァイオリニスト、ジーン・キムさんと、毎年リサイタルでお世話になっているガンバの櫻井茂さんとチェンバロの岡田龍之介先生。
このメンバーでまず日本で3回公演を行った後、韓国へ渡り3回コンサートをしました。特にジーンさんの故郷である光州ではバロック音楽のコンサートが行われるのは初めてということで沢山のお客様にお集まりいただき、最後はスタンディング・オベーションにて熱烈に迎えられてよき思い出となりました。
音楽的にはもちろん人間的にも素晴らしい方々との共演、とても温かい韓国の人々との出会い・・・今回のコンサートツアーでどれほど得るものが多かったか、計り知れません。 |
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そして忘れがたいのが韓国の食べ物のおいしさ。
食べ物に関しては行く前からガイドブックを眺めて念入りにチェックしてわくわくしておりましたが、想像以上のおいしさと種類の豊富さにもうやみつきです。私のお気に入りは何と言ってもビビンパ。あの味が忘れられなくて、これまで日本で焼肉を食べに行くことなんて滅多になかったのに、あれから何度も韓国料理のお店にビビンパを食べに行ったり、自分でもビビンパを作ろうと試みたり(まだ成功していないけど)。
また食事を頼むと当たり前のように色々な種類のキムチがテーブルの上にところ狭しと並ぶのですが、これがまたうまい。キムチと言っても本当に沢山の種類があり、辛さのレベルも様々で、辛いのは滅茶苦茶辛いのだけど同時にちゃんと味わいがあって味に深みがある。しかし見た目にはどのくらい辛いかは判断できない。
私が韓国に着いて最初に口にしたキムチはたまたま死ぬ程辛くて、しかも私はその時がキムチ初体験に近かったのでその威力がよくわからず無防備に口に頬張ってしまい、しゃっくりが止まらなくなってしまいました。初めのうちはキムチを食べると辛くて舌がじんじんしていたのですが、毎日食べているうちに慣れだんだんキムチなしには物足りなさを感じるように。食べた後にちょっと額のあたりが汗ばむのがまた結構で(みんなそうなるのでしょうか?)。
そして意外だったのが、韓国はお茶関係が充実していること。
喫茶店のメニューには「コーヒー」「紅茶」ときたらその次に必ず「高麗人参茶」「柚子茶」「五味茶」といった類いのお茶が色々載っていて、それだけで選ぶのに迷ってしまいます。これらのお茶類は大抵甘めで、これがまたいけるのですねえ。私はお茶関係も大好きなので、「柚子茶」「五味茶」も買ってきて今も毎日のように楽しんでいます。この「五味茶」というのは5つの味(確か「甘・辛・酸・苦・渋」だったと思う)が同時に楽しめるお茶で、色は赤くてとってもきれいなんです。韓国にいらしたら是非お試しあれ。
何だか食べ物の話ばかりになってしまいましたが、また韓国に行きたいなあと思ってます。 |
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